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越境物件の空き家売却|境界確定・越境覚書・買取対応を千葉の事例で解説
越境物件の空き家は売却できます。隣地との越境覚書を締結するか、越境物を撤去することで通常の売却ルートに乗せることができます。買取業者なら越境のまま現状引渡しで対応可能なケースがあります。
千葉県内の古い住宅地・旧市街地では、隣地のブロック塀・樹木の枝・屋根の軒先・排水管が隣地境界を越えて越境しているケースが多く見られます。空き家を相続した際に「越境問題がある」と指摘され、売却が困難と思い込んでいる方もいますが、適切な対処法をとれば売却は可能です。
監修体制:宅地建物取引士等の有資格者/参考:国土交通省「土地の境界に関する制度」
※個別の越境問題は状況によって対処法が異なります。専門家(土地家屋調査士・宅建士)にご相談ください。
越境とは何ですか?
越境とは、建物・構造物・植物の一部が隣地の境界線をはみ出している状態です。「自分の物が隣地に越境」と「隣地の物が自分の土地に越境」の2種類があります。
不動産の境界は法務局に登記された「地積測量図」や「境界標」で確認できますが、古い建物では測量精度が低く、実際の境界と異なるケースがあります。越境状態のまま空き家を放置すると、隣地所有者が変わった際に撤去請求や損害賠償請求を受けるリスクがあります。
千葉県内で越境が多い地域
- 旧市街地・古い住宅密集地:千葉市中央区・船橋市・市川市の旧市街など。昭和30〜40年代の建物が多く測量精度が低い
- 崖地・斜面地:南房総・外房の山間部。崖に面したブロック塀・土留めが越境することがある
- 農地転用地:市原市・山武市など。農地を宅地に転用した際の境界画定が曖昧なケース
越境の種類と対処法は?
越境の種類によって撤去難易度・費用・売却への影響が異なります。ブロック塀・擁壁の越境は最も対処が難しく、樹木・排水管は比較的対処しやすい傾向があります。
越境の種類別対処法
| 越境の種類 | 対処法 | 撤去の難易度 |
| ブロック塀・フェンス | 越境覚書 or 撤去・建直し | 中〜高(費用大) |
| 建物の軒先・屋根 | 越境覚書(撤去困難) | 高(建物改修が必要) |
| 樹木・植栽の枝 | 剪定・伐採(2023年改正で単独可) | 低 |
| 排水管・給水管 | 越境覚書 or 配管改修 | 中 |
| 擁壁・基礎 | 越境覚書(撤去困難が多い) | 高 |
2023年民法改正:樹木の枝の越境
2023年4月施行の民法改正(第233条)により、隣地の竹木の枝が越境している場合、一定の条件下(催告後の対応なし・急迫の事情など)で土地所有者が単独で切除できるようになりました。枝越境は以前より対処しやすくなっています。
境界確定測量はなぜ必要ですか?
越境問題を解決するには、まず実際の境界がどこかを確定する必要があります。土地家屋調査士による境界確定測量で「どの程度越境しているか」「越境の責任はどちらか」を明確にします。
境界確定測量の流れ
- 土地家屋調査士への依頼:地積測量図・登記事項証明書を持参
- 現地調査・既存境界標の確認:法務局図面との照合
- 隣地所有者への立会い依頼:全接続隣地の所有者(複数いる場合は全員)が必要
- 測量・境界確定:測量値を元に境界点を決定
- 境界確認書の作成・押印:全隣地所有者が署名押印
- 地積更正登記(必要な場合):法務局に申請
千葉県内の境界確定測量費用は、隣地4方向の場合で30万〜80万円程度が目安です(土地の規模・複雑さによる)。不動産売却時に必要なことが多く、空き家の相続後に実施することを推奨します。
千葉県の越境物件・境界不明の空き家、まずご相談を
越境・境界問題がある空き家の買取対応。現状引渡しで対応できる場合があります。電話050-6881-1319(9:00〜20:00/年中無休)。
越境覚書とはどう使いますか?
越境覚書は隣地所有者との間で「越境の現状を確認し、将来の解消方針を取り決めた書面」です。越境物の即時撤去が困難な場合でも覚書があれば不動産取引を進めることができます。
越境覚書に盛り込む主な内容
- 越境の現状(種類・箇所・程度)
- 越境の事実の相互確認
- 越境物の所有者
- 解消の時期・方法・条件(例:「建替え時に撤去」「○年以内に改修」)
- 解消するまでの間の扱い(現状維持・費用負担)
- 覚書の効力(承継条項):不動産を第三者に売却した場合に覚書の効力が継続することを明記
覚書の法的効力
越境覚書は私文書ですが、当事者間(および承継人)を法的に拘束します。ただし登記はされないため、売却時には必ず買主・仲介業者・金融機関に開示が必要です。覚書の作成は不動産業者・司法書士・弁護士に依頼することを推奨します。
越境物件の売却価格への影響は?
越境の解消状況によって価格への影響は大きく異なります。越境覚書締結済みなら減額5〜10%程度ですが、未解決の越境は20〜40%の減額になるケースもあります。
越境状態別の売却戦略
| 状態 | 推奨売却方法 | 価格への影響目安 |
| 越境解消済み | 仲介・買取ともに可 | 影響なし〜軽微 |
| 越境覚書締結済み | 仲介・買取ともに可 | ▲5〜10%程度 |
| 越境未解決(交渉可能な状態) | 買取業者推奨 | ▲10〜20%程度 |
| 越境未解決(隣地と係争中) | 専門家介入後に売却 | ▲20〜40%以上 |
買取業者は越境問題を自社で解決するノウハウを持つ場合が多く、越境物件でも現状引渡しで対応できることがあります。まず無料査定を依頼し、越境の現状を説明した上で対応可否を確認してください。再建築不可物件の場合は境界問題と複合しているケースも多くあります。
よくある質問
Q. 越境物件の空き家は売却できますか?
A. 売却できます。越境覚書の締結または越境物の撤去で通常の売却ルートに乗せられます。買取業者なら越境のまま現状引渡しで対応可能なケースもあります。
Q. 越境覚書とは何ですか?
A. 隣地との間で「越境の現状を確認し、解消の時期・方法・条件を取り決めた書面」です。即時撤去が困難な場合でも覚書があれば不動産取引を進めることができます。
Q. 境界確定測量はいくらかかりますか?
A. 千葉県内で隣地4方向の境界確定測量は30万〜80万円程度が目安です。土地の複雑さ・隣地数・過去の測量記録の有無によって費用が変わります。
よくある質問
- 越境物件の空き家は売却できますか?
- 売却できます。ただし一般的な物件より売却価格が下がる可能性があります。越境の種類(塀・樹木・屋根・排水管など)によって対処法が異なり、越境覚書の締結や越境物の撤去が求められるケースがあります。
- 越境覚書とは何ですか?
- 隣地との間で「現時点の越境状態を確認し、解消の時期・方法・条件について取り決めた書面」です。越境物の撤去が困難な場合でも越境覚書があれば不動産取引を進めることができます。
- 境界確定測量はいくらかかりますか?
- 千葉県内で隣地4方向と境界確定測量を行う場合、30万〜80万円程度が目安です。隣地の数・土地の複雑さ・過去の測量記録の有無によって費用が変わります。土地家屋調査士に依頼します。
千葉県の越境物件・訳あり空き家、現状引渡しで対応
越境・境界問題・再建築不可でも査定可能。まずお気軽にご相談ください。電話050-6881-1319(9:00〜20:00/年中無休)。
最終更新: 2026-05-25